【営業職向け】30代転職未経験でも評価される「定番&穴場」のビジネススキル4つ

今、30代の方、転職を考えたことはありますか?

  • 新卒で就職して、約10年同じ会社につとめていて転職経験がない
  • 今の会社も悪くはない。だけど、もっと成長したい
  • 給料あげたい
  • 今のハードな働き方をずっと続けるのはキツい

と思って、転職を考えたことがある方は多いでしょう。

とは言っても、人に語れたり履歴書にかけるスキルがないし、どういうスキルを身につけたら転職時に評価されるかわからないって方多いと思います。

この記事では、私が33歳でITスタートアップ企業⇨大手IT企業に転職成功した実体験から、どこでも役立つビジネススキルを紹介します。

※参考:ビズリーチを使って33歳で上場企業に転職したときにやったこと(準備、応募時、面接時)

特に、下記の方におすすめです。

  • 今、営業職として働いている方
  • これまで転職経験がなくて、初めて転職を考えている方

この記事で、転職活動の成功確率を高められて、また、転職後に即戦力になれるビジネススキルを知れます。

また、それぞれのビジネススキルのおすすめの学習方法を紹介します。

目次

私の転職経験

ざっと、私の転職経験は下記です。

  • 1社目:中規模の広告代理店(企画営業職)
  • 2社目:ITスタートアップ(データ分析コンサル、営業、カスタマーサクセス、営業企画、事業企画)
  • 3社目:大手IT企業(事業企画、営業企画)

営業・企画職を中心のキャリアです。

下記で紹介する内容はこの実体験にもとづいてます。

特に、今30代で初めての転職を考えている方、特に営業職の方の参考になれば幸いです。

定番① 簿記(営業職こそ成果につながる)

まず一つ目は「簿記」です。

「なんだ知ってるよ、もう持ってるよ」って人は、次に読みとばしてください。

「簿記って、会計とか経理の人向けで意味ないんじゃないの?」って思った人は、まぁ聞いてください。

ちかぢか転職を考えている営業職の方で、簿記をまだ持ってない人(理解できてない人)はとてもおすすめです。

何が良いの?何が学べるの?

聞いたことあるけどよくわからないって方に、営業職として簿記を学ぶメリットを紹介します。

簿記についての詳しい説明は割愛しますが、簡単にいうと「企業のお金の出入りを記録・管理するため」のものです。

簿記を学ぶと、

  • 企業の根幹になる会計(仕訳)の基礎的な仕組みがわかる
  • 特に、損益計算書(P/L)が理解できて、売上・費用・利益の意味がわかる
  • つまり、企業と企業のお金の流れが理解できる
  • 結果として「買ってもらいたい相手の気持ち」ががわかる(ここ重要)

これらのことが身につきます。

つとめ人をしている限り、自社のお金がどのように入って、どのように出ていくのかという感覚を身につけるのは、どこの企業でも役立ちます。

営業職で理解している/してないでは月とスッポン

一般的には、企業の経理・会計担当にとって当たり前ですが、営業職として理解していると営業成果を出しやすくなります。

企業とは「利益」を出すために存在しますが、その「利益」は「売上 – 費用」で決まります。

簿記では、この「費用」について多く学びます。

例えば、

  • 広告宣伝費
  • 人件費(給与)
  • 人材開発費
  • 減価償却費(げんかしょうきゃくひ)

などなど、一度は聞いたことがあると思います。

営業職として相手企業に買ってもらうことは、相手企業に「費用」を使ってもらうことです。

この感覚がある営業と無い営業だと月とスッポンの差があります。

私は、買う側の立場で営業の方からご提案を受ける事が多いですが、この視点がいまいち合わないまま提案をされる場合、買う判断にはなりづらいです。

よく「買い手の視点に立って考える」ことが営業の鉄則と言われてますが、それが身につきやすいのが簿記です。

営業職として簿記を持っているということは、このような感覚を身につけていて即戦力になれる人材と採用側は捉えます。

後述の通り、理解するレベルなら3級、転職に生かすなら2級がおすすめです。

おすすめ学習法

下表のとおり簿記にはいくつかのレベルがありますが、以下のように思ってください。

  • 現職のままレベルを上げたいなら3級
  • 転職に活かしたいなら2級
簿記営業職として独学で取れるかどうか
初級(旧4級)このレベルだと簡単すぎる余裕
3級現職のままレベルを上げたい初めての方におすすめ
独学で十分いける
2級転職活動の武器にしたいちょっと独学では難しい
だけど、やれなくはない
1級ここまでは取らなくて良い
※専門職レベル
独学では厳しい
営業職としては不要

これまで全く簿記を学んだことがない方は3級からやりましょう。3級を知る前と後では、ビジネス感覚がまじで変わります。

そして、転職時の武器にするために2級を目指しましょう。

おすすめテキスト

私は、このテキストで3級・2級とも独学で取得しました。

著者の方さまさまです。

3級

2級

定番② Excel(まず、マウスを捨てろ)

次におすすめの転職時のスキルは、Excel(エクセル)です。

これも「なんだ、当たり前じゃねぇか」「言われなくても、すでにめっちゃ使ってるよ」って思う人がいるでしょう。

では聞きますが、Excelを使うときにマウス使ってませんか?

え、使ってるって?

はい、それ業務効率悪くて、転職先で即戦力になりませんよ。

何が良いの?何が学べるの?

Excelでどんなことができるかは、説明しなくても知ってる方がほとんどでしょう。

業務に必須の表計算ツールです。

①関数を知ってるか知ってないかで、定時で帰れるかが決まるようなもん

最近の会社で、Excelを全く使っていないところは無いでしょう。

そんなツールを使いこなせるってことは、どこの会社でも即戦力になりやすいです。

その上で、Excelの何を勉強すれば良いか。

「関数」です。sumとかaverageとかのアレです。

Excelといえば関数というぐらい、便利な関数を学んで引き出しを増やしていくのが大事です。

一つの関数を知ってるか知ってないかで、定時で帰れるか帰れないかが決まるようなもんです

  • Excelの関数の引き出しを増やす ⇨ 業務効率・生産性があがることで、
    • ⇨ あいた時間で別の仕事をする ⇨感謝される ⇨ 評価される
    • ⇨ 自習する ⇨ さらにレベルが上がる ⇨ 評価される
    • ⇨ しっかり休む ⇨ 仕事の成果が上がる ⇨ 評価される

ってぐらいに、Excelの関数を一つ覚えることの価値は計り知れません(いや、ほんとに。)

Excelを使いこなせることは、転職時にいつでも役立つスキルになります。

②営業職⇨企画職へのキャリアチェンジの第一歩

この記事を読んでる方には、営業職からキャリアチェンジしたい方もいると思います。

特に、企画職にキャリアチェンジしたい方はExcelは必須です。

企画職として、他の誰かとプロジェクトを進めたり、数字のシミュレーション(売上のシミュレーションなど)をしたり、分析したりなどに必ず必要になります。

キャリアチェンジを考えてる方は、Excelを使いこなせるようにトレーニングしましょう。

おすすめ学習法

トレーニングには、この本がおすすめです。

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パソコンをさわりながら、この書籍を一通りやりきるのが、トレーニングに最適です。

私のExcelスキルの根幹はこの本で身につけました。

インパクトがあるのが、序盤で「マウスを捨てよ」と語られてる部分です。

今になってわかりますが、Excelの操作でマウス使っていると、あっという間に無駄な時間がたってしまいます。(Excelだけじゃなくてパソコン全般にもいえますが)

転職時に直接役に立つというよりは、転職後の即戦力になるために必要です。

Excelに自信がない方は、上記の書籍でマスターしちゃって転職に備えましょう。

他の候補者に差をつける「穴場」のビジネススキル

さて、上記2つは王道のビジネススキルでした。

ここからは、まだあまり知られていないが、転職で評価される「穴場」のビジネススキルを2つ紹介します。

どれも私の実体験にもとづいてます。

下記で紹介するビジネススキルを営業職として身につけていることは、採用担当者に評価されやすかったり、他の候補者に埋もれないブランディング・ポジショニングができます。

穴場① 統計検定(文系こそブランディングになる)

一つ目の穴場スキルは統計検定です。

統計検定
※引用:https://www.toukei-kentei.jp/

何じゃそれ?っと思う人が多いでしょう。

簡単にいうと、仕事で使える実践向けのデータ・統計についての理解を学ぶ検定です。

きょうびデータに触れない仕事はないですし、上記したExcelのように、データは営業にとって切っても切り離させないです。

そんなデータの取り扱い方について学べるのが統計検定です。

私は2級・3級を取りました。ちなみにバリバリの文系なので心配しないでください。

何が良いの?何が学べるの?

この統計検定を営業職として取ることのメリットは2つです。

①データに詳しい人というブランディングができる

繰り返しですが、営業職の仕事でデータをさわらないことは無いです。

売上データ、顧客データ、商品データなどなど。

一方で、データとは決して簡単なものではないですし、データを扱う人にはデータリテラシー(データの読解力)が必要です。

データ読解力がないと、たまたまの結果を正しいものと間違ってしまったり、データだけを信じ切ってしまって大事なポイントを見落としたりします。

そんな、強力な武器にもなtたり、間違いの元にもなったりするデータですが、統計検定を取ることであなたは「データに詳しい人」という他の人とは一味違うブランディングができます。

データ分析を仕事にしてる人にとっては当たり前ですが、営業職でデータの取り扱いに精通しているというのはとてもユニークな武器になります。

これが、二つ目のメリットの転職時に他の候補者と比べて埋もれないことにつながります。

最近「錯覚資産」とよく言われてますが、それに近いです。

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もちろん、錯覚だけさせて化けの皮が剥がれたらよくないので、しっかり勉強しましょう。

②持ってる人が少ないので転職活動で目立つ・埋もれない

統計検定をとっておくことの転職時のメリットは「他の候補者に埋もれない」という点です。

特に、世間的に有名な人気企業への転職を目指してる方は、多くの候補者のなかで埋もれない可能性をちょっとでもあげておくことが大事です。

営業職でこの統計検定を持っている人はまだまだ少ない、というよりほぼいないので、履歴書に書いたり、面接時にアピールすると選考が通りやすくなります。

コスパ的におすすめは「3級」

統計検定は、下記の通り色々あります。

こちらのサイトから抜粋

種類説明費用
統計検定 1級実社会の様々な分野でのデータ解析を遂行する統計専門力税込6,000円✖️2
統計検定 準1級統計学の活用力 ─ 実社会の課題に対する適切な手法の活用力税込8,000円
統計検定 2級大学基礎統計学の知識と問題解決力税込5,000円
統計検定 3級データの分析において重要な概念を身に付け、身近な問題に活かす力税込4,000円
統計検定 4級データや表・グラフ、確率に関する基本的な知識と具体的な文脈の中での活用力税込3,000円
その他いろいろ

データ・統計に関する基本知識をしっかり理解する目的と、転職時に他の人と比べて埋もれない目的の二つの視点で考えると、コスパが良いのは3級(税込4,000円)です。

私は、3級と2級を取得したのですが、2級以上だとグッと難しくなります。

なので、それに時間とお金をかけるぐらいなら、別の勉強をしたり、今の仕事でしっかり成果を残して、職務経歴書にかけることを増やす方がいいです。

3級があれば十分に転職時に役立ちます。

おすすめ学習法

3級であれば、独学で十分取れます。

バリバリの文系だった私が取れたので問題ないです。

おすすめは、シンプルに公式テキストです。

これをひととおりやってください。

そうすれば、あなたは「営業職でデータにも明るいスーパービジネスパーソン」の仲間入りです。

穴場② SQL(営業職でさわれるとユニークな存在になる)

2つ目の穴場のビジネススキルは「SQL」です。

これも、「何それ?状態」の人も多いと思います。

これは特に、現在IT系企業で営業をしている方に役立つビジネススキルです。

このSQLを営業職として履歴書にかけると転職時の評価は高いです。

なぜなら、他の候補者で使える人なんてほぼいないからです。

そして、(ちょっとでも)使えることは、転職後の会社で即戦力になれます。

何が良いの?何が学べるの?

SQLとは、一言で説明するとデータベースに情報を書き加えたり、引っ張り出すために必要なプログラム言語です。

参考:SQLとは?基礎知識から具体例まで分かりやすく解説!

もう「なんのこと言ってるのかわからない💦」って状態の人、もう少しガマンして読んでください。

簡単にいうと、

  • データベースに、情報を追加したり
  • その情報を削除したり
  • 更新したり
  • 過去の情報を取り出したりする

これらのことをするためんプログラム言語です。

で、営業職としては4つ目の「過去の情報を取り出したりする」だけができれば、十分大きな強みになります(他はできなくても大丈夫です)

営業職でできる人はまだまだいないからこそ「無双」できます(いや、まじで)

具体的に、SQLを営業職が使えると何がいいかというと、自社にたまっている顧客情報を営業がダイレクトにとれるようになります。

そうすることで、

  • 他の営業担当が取れない、顧客の最新情報を自分だけが取れたり
  • それをシェアしてチームに貢献することで感謝・評価されたり
  • 毎回、システム部署に依頼する手間が省いてスピーディに営業活動に活かせたり

というメリットがあります。

営業活動のキモになる顧客の最新情報をとれるスキルですが、まだまだ営業職の方でここまでできる人はいないので、少しでも使えることを履歴書・職務経歴書にかけると転職活動で有利になります。

参考:企画や営業など非エンジニア職がSQLを勉強したらメリットばかりだった話

おすすめ学習法

とはいえ、今の会社では営業職がSQLをさわれるような体制・環境なんてないよ、練習できねえよって人もいると思います。

そういった方向けに、私がやっていたおすすめの学習方法を下記します。

①初心者向けのオンラインプログラミング教室(無料)

無料のオンラインプログラミング教室で、まずは慣れてみましょう。

おすすめはプロゲートです。

ていねいに教えてくれますので、無双したい方はまずプロゲート一択です。

②UdemyのSQL講座(安い)

プロゲートでもの足りなくなったら、Udemy(ユーデミー)というオンライン講座サイトで勉強しましょう。

おすすめ:はじめてのSQL ・データ分析入門 -データベースのデータをビジネスパーソンが現場で活用するためのSQL初心者向コース

2,000円ほどしますが、これで転職で行きたい会社に行ける可能性が高まるので、投資としては安いもんです。

私は、このSQLのスキルが評価されて、ITベンチャー→大手IT企業に転職することが出来ました。

まとめ

営業職 ✖️ 30代転職未経験の方に、おすすめのビジネススキルを4つ紹介しました。

  • 定番のスキル ⇨ 簿記・Excel
  • 穴場のスキル ⇨ 統計検定・SQL

どれも、私自身の転職経験や、実際に採用をしていた立場での経験から紹介しました。

初めて転職を考えてる方の参考になれば幸いです。

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