営業職の仕事って、つらいし、たいへんですよね💦
- お客さんからえらそうに言われたり、納期や金額のムチャブリされたり
- 高い営業目標をもたせられていたり
- 社内の間接部署にも、いちいち確認やおうかがいをたてないといけなかったり
などなど、苦労がたえないです。
この記事は、そんな営業職でがんばってる人に向けて、営業職の楽しさ、やりがいについてを書いています。
営業職やめたい!
自分にはあってないのかも・・
毎日つらいな・・
っておもってる人に、ちょっとでも前向きになってもらうために書きました。
私も、広告代理店と、ITスタートアップ企業で営業職をしていました。
営業の仕事は、とてもクリエイティブで、誇りたかい仕事です。
営業職の現場もマネージャーも経験
まず、私の営業職の経験はこちら。
- 新卒で、広告代理店で営業
- ITスタートアップ企業で新規開拓に特化した営業チームの立ち上げ
- 自分も、プレイングマネージャーとして、新規開拓営業を経験
このように、営業職を現場もマネージャーも両方とも経験しました。
営業職として、自分やチームの目標達成を毎日おいかけていました。
おもうような結果がでなくて焦るときもあれば、売上を達成できてやったぜ!ってなるときもありました。
そんな中で、よく「営業職って、そもそも、何なんだろう?」って考えてたわけです。
これまでの経験から、私の考えを2つ紹介します。
営業職は、経済をまわす仕事
いきなりですが「営業職」とはなにをする仕事だと思いますか?
- 顧客の課題を解決する仕事
- 顧客がほしい「モノ・サービス」をうる仕事
- 会社に、お金を引っぱってくる仕事
- いろんな人に、ペコペコしないといけない仕事
いろんな考えがありますよね。
私は、営業職は「経済をまわす仕事」だとおもっています。
おおげさではなく、本当にこのようにおもっています。
ところで、「GDP」って聞いたことありますか?
社会の授業とか、ニュースでよくきくアレですね。
GDPとは、Gross Domestic Productsといって、漢字でかくと「国内総生産」です。
ちょっと、むずかしいですね。
国内でうみ出された「付加価値のぜんぶ」の合計をさします。
まだ、いまいちピンとこないと思います。
もう少しひらたくいうと、日本全体の商売の売り買いででたもうけです。
つまり、「粗利」を全部たしたものですね。
これが、GDPです。
営業職の方なら、よく知ってるとおり、「粗利」=「売上 ー 原価」です。
つまり、営業職の人たちが、がんばってつくりあげている粗利から、GDPはつくられています。
なので、日本の経済成長に、なくてはならないってことです。
そういった意味で営業職は、経済をまわす仕事なんです。
営業職は、どうしても目の前の売上・ノルマに目がいきがちです。
ツライ、と感じるときもあるでしょう。
ですが、今の自分の仕事が、経済をまわしていて、日本の成長をささえている。
とても大事なお仕事だと、おもってほしいわけです。
「お金をおおく回す」仕事なので「値引き」はしない
ここで一つ、余談です。
ITスタートアップ企業で、営業チームのマネージャーをしていたときの話です。
よく、「顧客から、値引き交渉がはいってこまる」って相談をメンバーからよくされました。
営業職には、おなじみの話ですよね。
お客さんは、基本的に、値切ってきますからw
契約のために、値引きしたほうが良いのか、しないほうが良いのか。
いつも悩みます。
私のチームでは、いつも「堂々と、3回ことわる」ことルールとしてました。
値引きの交渉が入ったときのために、営業裁量で数%を自由に値引きできるルールは会社にありました。
そして、月の目標件数や売上目標があるので、いつもキレイゴトばかりは言えません。
ですが、売上を立てるだけじゃなく、「よりいっぱいのお金を回して、経済を成長させる」って考えを大事にしてました。
なので、値引き交渉されたら「3回まで堂々と、突っぱねてみよう」とチーム内ルールにしてたわけです。
結果的に、このルールでも、成約数はおちませんでした。
また、値引きしないことで顧客の本気度が高まり、結果として、継続発注につながりやすくなりました。
営業職が「花」、間接部門は「土や水」
会社には、一般的に、
- 売上に“接かかわる、「営業」部門
- 間接的に、売上にかかわる「企画・マーケティング」部門
- 間接的にかかわる「経理・財務」などの管理系の部門
が、あります。
営業職が「売る立場」になるのにたいして、間接部門は「買う立場」となります。
つまり、他社の営業部門にとってのお客様、になるわけですね。
そういう部門によるちがいから、同じ社内でも「営業よりも、間接部門の方がえらい」という誤解が生まれやすいです。
営業職のみなさんは、感じたことないですか?
で、これが、営業職のストレスになったり、実際に悩んでやめたくなってしまうわけです。
ですが、これは間違い。
まず、職種にえらい、えらくないはありません。
そこに、上下関係はないわけです。
会社にとって営業職は「花」、間接部門は「水や土」です。
役割がちがうだけ。
企業の売上(粗利)をつくる「花」として、営業職があります。
そして、それをささえるために「水や土」として、間接部門があリます。
なので、どちらか片方では、なり立ちません。
それぞれで、支えあっているわけです。
営業職の方で「あー、間接部門の仕事がうらやましいなぁ」とおもってる人は、ぜひ、この考えをもってください。
決して、営業職よりも、間接部門の方が上のようなことはないんです。
とはいえ、ムリはしないでください
営業職は「経済まわす仕事」といっても良いぐらい、ほこり高い仕事だと書きました。
いまの営業の仕事を、つらい、やめたいなぁ・・・と思っている人は、ぜひこの記事で書いた2点をもってください。
それでもやっぱり、
自分にはむいてなさそう・・
今の会社は、自分にはあわない
とおもうなら、ムリせずに。
別の職種に異動希望をだしたり、転職活動しましょう。
この記事のとおり、私は、営業職として現場もマネージャーも経験しました。
そして、新しいチャレンジをするために、「データ分析・コンサルティング」にジョブチェンジしました。
datamix | 文系出身者もなれるデータサイエンティスト育成スクールの無料説明会ですが、今でも役立っているのは、営業のときの「顧客の視点にたってかんがえるスキル」や「まず、顧客を知ろうとするテクニック」などです。
営業職は、どの仕事にも、将来役に立つオールラウンドな経験です。
なやんだときは、ぜひ、この記事で書いた2つの考えを思いだしてください。