不労所得をつくりたいのに、いつまでたっても実現しないって人には共通点があります。
それは、「リスクとリターン」という考え方をもってないこと。
そんなこと、とっくに知ってるわい!
何度もきいたことあるわい!
はい、そういうとおもいました。
でも、そこのあなたにこう言いたい。
本当に、しっかり、完ぺきに、理解しきれていますか?
この考えを完ぺきに理解していないと、不労所得をつくったり、ゆたかな人生をおくることもむずかしいです。
この記事では「リスクとリターン」の考え方をかみ砕いて紹介します。
1円も損したくない!って人に不労所得はつくれません
よく、こんなことを言ってる人がいます。
- 1円でも損するのがこわい!
- ぜったいに損したくない!
- 得するうれしさより、損する怖さが大きい
もちろん、こう思うことは自然なことです。
まちがってません。
それでは、ちょっと違うきき方をします。
あなたのめちゃめちゃ仲の良い友だちから、
ぜったいに、もうかる話があるんだけど、のってみない?
ぜったいに、損しない投資があるよ!
といわれたら、みなさんはその話にのりますか?
たとえ親友でも、こんな言われ方をされたら、
本当かなぁ?ぜったいウソだろ
うさんくさいな~、信じられない。
っておもいますよね?
その感覚、とてもただしいです。
なぜなら「お金をもうけるのに、ぜったいはない」ということが、直感的にわかってるからです。
ぜったいに損しない投資なんてない
そうです。
「ぜったいに損はせずに、得だけする」という投資はありません。
友だちでも、youtuberでも、投資の本でも、セミナーでも、「ぜったいにこの投資はもうかる」といってる人には要注意。
なぜなら、投資において、得をする可能性と、損をする可能性は、ずっと表裏一体だから。
これが「リスクとリターン」です。
このことを、骨の髄まで、いや、細胞にすりこむぐらいに、しっかり理解しないと、いつまでたっても不労所得なんてつくれません。
いいかえると、投資ってことは、この「リスクとリターン」を学ぶとてもとても良いチャンスになります。
将来のために投資をしないといけないとおもってる人はおおいです。
ですが、なかなか一歩を踏み出せない。
あなたも、そんなひとりなら、まだ「リスクとリターン」の理解がまだ足りてないです。
ぜひ、この記事でしっかり理解してくださいね。
利回りって要するになに?
よく投資関連の情報をみていたら「利回り」というワードがでてきますよね。
3%とか、5%とか、パーセントで表されるアレです。
投資金額にたいして見込まれる収益の割合のことなのですが、わかりやすくいうと、この利回りが「リスクとリターン」をあらわしてます。
つまり、こうです。
利回り3%、というのは「3%、得をする可能性」もあれば「3%、損をする可能性」もある、ということ。
ここが大事です。
つまり、投資で得をしようとおもってるなら、損をする可能性を取りにいかないといけない、ということ。
これは、さけることが出来ない鉄則です。
この点から、さっきいったように、損するリスクをとらずに得だけする、なんてことはない、ということを理解しましょう。
リスクは「損をする可能性」っておもってませんか?
そもそも、リスクって一体なんでしょうか?
リスクとは、
損をする可能性ではありません。
ただしくは、
未来がよめないことです。
ちゃんとした言い方だと、不確実性といいます。
これを、おぼえておきましょう。
わかりやすいように、身近な例をあげます。
競馬をイメージしてください。
馬券をかうとき、
いつも一着でゴールして、みんなに人気な馬の倍率
と
穴馬で、なかなか勝たない馬の倍率
って当然ちがいますよね?
それは両者のリスクが全然ちがうから。
つまり「未来(順位)のよめなさ度」がちがうからにほかなりません。
人気馬は、1着になる不確実性が低い(つまり1着になるだろう)とおおくの人がおもっている
のに対して、
穴馬の方は、1着になる不確実性が高い(1着にならないとおもわれてたり、もしかしたらなるかもしれないとも思われている)
ということになります。
これがリスクです。
このリスクを取る(ここでは、穴馬の馬券を買うこと)ことの見返りとして、たかい倍率(リターン)がきまっています。
ギャンブルの例にしてみましたが、投資も考え方はいっしょです。
大切なのは「リスクを管理する」こと
損するリスクを取らないと、得する投資はないことがわかったかとおもいます。
うん、わかった。じゃあ、こっからどうしたらいいんだよ!
やらないといけないのは、リスクを管理することです。
では、投資でリスクを管理するということはどういうことか。
シンプルにいうと、
ハイリスク・ハイリターンと、ローリスク・ローリターンをちゃんとバランス良く考えよう、です。
もうすこし詳しくいうと、
- ハイリスク・ハイリターンなことには、ちょっとだけ投資しよう
- ローリスク・ローリターンなことには、いっぱい投資しよう
ってことです。
具体例をあげましょう。
リスクを管理するとは具体的にどういうこと?
リスクを管理することの日常の事例を3つ紹介します。
ここから、ちょっと難しくなるかもしれませんが、ついてきてくださいね。
①給料の7~8割を「債券・海外ETF」に、 残り2~3割を「仮想通貨」に投資
投資するときの例です。
お金を金融商品に投資をするときに、
ローリスク・ローリターン → 債券・海外ETFなどの金融商品から安定的に配当をもらう(給料の7~8割)
ハイリスク・ハイリターン → 仮想通貨に投資して、大きなもうけをねらう(給料の2~3割)
こういうのが、投資リスクを管理しているといえます。
これはバーベル戦略と呼ばれるもので、投資の世界ではよく知られています。
リスクが高いということは、損する可能性もあるが、大きくもうかる可能性もあるということなので、必ずしも悪い面だけではありません。
その、大きくもうかる可能性にも少し投資をしておきながら、ほとんどは安定の金融商品に投資する、という考えです。
②給料の7~8割を「債券や海外ETF」に投資し、のこった分で「副業用のMac」を買う
これもひとつの、リスクを管理している投資です。
ここでは、副業用のMacを将来の副業のために買うという点です。
- ローリスク・ローリターン → 債券・海外ETFなどの金融商品から安定的に配当をもらう(給料の7~8割)
- ハイリスク・ハイリターン → 将来、副業で稼ぐために、高スペックのMacを買う(のこった分)
投資は、必ずしも金融商品を買うことだけではありません。
自分への投資もあてはまります。
そのMacで何の副業するかにもよりますが、未来の大きなもうけのためにリスクを取る一方で、給料の大半は安定して配当がもらえるローリスク・ローリターンな投資を行う、ということですね。
なので、Macだけでなく、英会話、プログラミング教室、動画編集の勉強などなどでもOKです。
これも、リスクをしっかり管理したお金の使い方ですね。
③会社員で 「ベンチャー企業」ではたらき、給料を「海外ETF」で積み立てる
これもリスクを管理している例です。
- ローリスク・ローリターン → 債券・海外ETFなどの金融商品から安定的に配当をもらう
- ハイリスク・ハイリターン → ベンチャー企業ではたらいて、大きなチャンスをねらう
自分自身はベンチャー企業ではたらいて、まわりよりも早いビジネス経験でレベルアップしたり、ストックオプションをねらう。
会社からの給料は、債券・ETFに投資して、安定的に配当金をもらうということです。
これも、広い意味でリスクを管理している自分の時間と自分のお金の投資の仕方です。
わたしのリスク管理の仕方
私はふだんは、ITベンチャーにつとめており、ストックオプションでの資産形成をねらっています。
その一方で、給料のほぼ全てを海外ETFにつみ立てていて、月々の配当金をどんどんつみあげています。
お金を使うという意味だけを投資とするのではなく、自分という人的資本とあわせて「リスク・リターン」を考えてみることを、ぜひやってみましょう。
ちなみに、これを、人的資本理論なんていったりします。
おさらい
リスクとリターンについて、完ぺきに理解できましたか?
この記事のおさらいです。
- ぜったいに損をしない投資、なんてない。
- リスクとは損をする可能性ではなく、どれだけ未来がよめないか。
- ハイリスク・ハイリターンと、ローリスク・ローリターンをしっかり管理しよう。
- お金を何に投資をするかだけでなく、自分を何に投資するかとあわせて、リスクを管理してみよう。
以上、楽しんでいただけたら幸いです。