「誰も教えてくれなかった金持ちになるための濃ゆい理論」をよんだまとめ

誰も教えてくれなかった金持ちになるための濃ゆい理論
  • ちゃんと働てるけど、なぜか、なかなかお金がたまらない。
  • 家って買うべき、買わないべき?
  • 投資ってなにをすればいいの?

などなど、今や未来のお金に関する不安・悩みって色々ありますよね。

親や友達にきいても、いろんな意見があって、なにが正解なの?と思ってる方も多いでしょう。

目次

投資初心者にオススメ「金持ちになるための濃ゆい理論」

そんな方には、上念司さんの著書「金持ちになるための濃ゆい理論」がおすすめです。

本書では、経済評論家・実業家の上念司さんの考える、お金の使い方、人生設計、資産形成に関する考えを素人にわかりやすい言葉づかいで紹介してくれています。

投資初心者の方お金に関して悩んでいる方にとって、参考になります。

この記事では、私が本書を読んで共感の大きかった、投資・資産形成に関する部分を紹介します。

著者のプロフィール

あらためて、本書の筆者は、経済評論家・実業家で有名な上念司さん(@smith796000)です。

経済評論家として本を執筆されてたり、経営者としてキックボクシングのフィットネスジムのトイカツ道場を経営されてます。

ネット界隈では「あの論破王のひろゆきさんを論破した」でおなじみの上念さんですね。

※詳しいプロフィールはこちらのwikipediaから

本書の概要

本書では、上念さんの考える、

  • お金持ちになるための大事なマインド・法則
  • 上念さんの学生時代や実業家としてのエピソード
  • メディア(新聞、ネット)に触れるときのリテラシー
  • 経営や投資をするときの考え方

などなど、実生活に役立つことがおおく書かれてました。

特に、マイホーム株式投資についての話は、このブログを見に来てくれている方にとって、スグに役立つ内容で、おすすめです。

以下、私として、学びが多く、共感したポイント3つまとめました。

あくまで私が共感したポイントで、一部、独自意見もくわえて書いています。

もし、面白そうと感じたら、ぜひ本書を読んでみてください。

①「地位財」にお金をつかわない

本書を読んで、最初にして最大の共感ポイントでした。

金持ちになるいちばんの近道は、これに気づくことです。

「地位財にお金を使わない」「非地位材に、お金をつかうと幸福が長続きする」

「地位財・非地位材」、ちいざい・ひちいざいと読みますが、これはなんでしょうか。

アメリカの経済学者の重鎮ロバート・フランクさんという方が作った言葉とのことで、本書ではこう紹介されています。

地位材(ちいざい)非地位材(ひちいざい)
他人との比較
よって満足を得られる財
他人との比較とは関係なく
満足が得られる財

「地位財」は、自分の見栄・プライド・承認欲求などを満たすためのもので、いわゆる「見せびらかし」のための消費です。

これにお金を使ってばかりいると、いつまでたっても金持ちにはなれないです。

たとえば、車、時計、ブランドものの服など。

あとは、背伸びしてるだけのゴールドのクレジットカードとか。

カタチのないものでは、社会的地位、インスタ映え、出世欲なども「地位財」ですね。

必ずってわけではないですが、買った瞬間が満足のピークで、だんだん満足度が減っていって、また別のものを買いたくなってしまうもののことです。

あなたは、インスタ映えやFacebookでいいね!のためにレストランいったり、友達に自慢したいからといって背伸びしてブランドものの服を買ってたりしませんか?

はい、それ、地位財ですわ。

そればかりにお金かけてると、いつまでたっても金持ちになれまへんよ、あんさん。

一方で、「非地位財」とは、他の人と比較しなくても自分が満足できるモノ・コトです。

たとえば、健康、自由、良い環境つくり、自主性、愛情などが書かれてました。ここに私がつけ足すなら、経験もあります。

「非地位財」でえられる幸せは長続きします。

本書にも書かれてますが、もちろん、全ての「地位材」を買ってはいけない、というものではありません。

身の丈にあったモノを買って楽しむのはありです。

また、人によっては「地位財」であるものが、別の人には「非地位財」ということもありえます。

たとえば私は「海外旅行」が好きでよくいきますが、これを、

  • 誰かに見せびらかしたい、インスタ映えのために行ってるのなら「地位財」
  • 自分の経験のため、現地の文化に触れることが楽しいためであれば「非地位財」

という整理ができます。

インスタ映えは、投稿したら「♡」がついてうれしくはなりますが、そんなものせいぜい数日間でしょう。

たいして、自分の経験のための海外旅行は、現地での思い出、新しい文化に触れたときの気づきなどなど、旅行から帰ってきても長く自分の中に蓄積されて、幸福が長続きしますよね。

お金持ちになるには、第一歩として「他人と比較して満足するモノ・コトにお金を使わない」ということに気づかないといけません。

「見せびらかし」のためにお金を使うのはやめましょう。

②マイホームは買わない

お金持ちになるために、マイホームを買うかずっと賃貸とすべきかは、永遠のテーマともいえるくらい私も考えています。

本書の主張は、マイホームは負債。金持ちになりたいなら買わない方がいい、でした。

地位財でもっとも高いのが、マイホームとのこと。

特に、これからお金持ちにを目指すために起業を考えてる人には、収入が安定しないこともあるなかで、住宅ローンを組んで毎月返済することは、両立が難しいです。

かくいう、上念さんも、一度マイホームを買って損をしてしまった経験から、今の意見になったとのこと。

家(不動産)をマイホームとして買うかぎりキャッシュを生まないのでお金持ちになれません。

「資産」の大半がマイホーム(と、そのための住宅ローンが「負債」)になった時点で、そこで資産形成が終了してしまいます。

道楽で買えるレベルになってから買うのはいいですが、金持ちになるためにマイホームは買わない方がいい、と述べられてました。

ここに私の意見を加えると、低金利の住宅ローンを引っぱって、レバレッジきかせて購入して値上りを狙う、というのはありだと考えます。

買ったときから物件を高く売ることができると、実質何年かがタダで住めた+儲かることもあります。

このように、投資(キャッシュを生むもの)としてリスクをとって家を買って、リターンをねらうこともありです。

参考:不労所得を作るには「リスクとリターン」を腹落ちして理解しないといけない

つまり、家をマイホームとしてだけで買うのではなく、不動産投資としてもしっかり考えるということです。

ただ、この目利きが難しいので、あくまで「マイホームはキャッシュを生まないもの」というのをしっかり考えながら、勉強しないといけません。

もっと詳しく知りたい方は、作家の橘玲さん(@ak_tch)の書籍「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ」もおすすめです。

わかりやすく解説されています。

③稼ぎ方と投資は3分割

金持ちになるためには、手持ち資産を3分割するのが良いと述べられてました。

手持ち資産とはなにかというと、自分のお金を稼ぐ力(人的資本)と、株とか不動産とかの投資する対象(金融資産)です。

3分割しておけば、万が一、1つのがダメになっても、残りの2つで挽回しやすいからです。

まず、自分のお金を稼ぐ力です。

たとえば、上念さんは、今、

  • 経済評論家・コメンテーターなどの文化人・有識者としての稼ぎ
  • リアルビジネスの経営者としてのフィットネスジムの事業の稼ぎ
  • オンラインサロン・Youtuberというネットビジネスからの稼ぎ

の3つで稼いでると語られてました。

かくいう私も、

  • IT企業の会社員
  • 副業で飲食店の経営
  • 株やETFへの投資からの配当金

と、(たまたまですが)3分割できていることに気づきました笑

ただし、3分割といえども、まだまだ会社員の収入にかたよっています。残りの2つの副業・投資を同じぐらい稼げるように育てないといけません。

次に、投資する対象(金融資産)も3分割(以上)しておくのが良いです。

上念さんは、株・債券・不動産リート・コモディティに分散投資されてるとのこと。

私は、

  • 株(ETF)
  • 債権(ETF)
  • 仮想通貨

に分割してます。

とはいえ、仮想通貨に3割も入れるのは怖いので、きれいな3分割にはしていません。

株と債権で全体の9割、残りの1割が仮想通貨というようなポートフォリオです。

また、通貨でいうと「日本円」と「米ドル」の2分割しかできていないので、他の通貨を加えて3分割にしておくとさらに安全度がUPすると学びました。

この「3」という数字はとても不思議で、本書で紹介されていた孫正義さんの考え方は「なるほど!」と思いました。

ぜひ本書を。

その他にも学びが多い

いかがでしたでしょうか。

本書には、上念さんが考える金持ちになるための根本的に大事な原理原則が書かれていました。

この記事では、あくまで私の学びになったポイントを紹介しました。

面白そうと思った方は、ぜひ読んでみてください。

たとえば、金持ちになるために、簿記の知識を学ぶことの大事さが書かれてる部分も共感しました。

私も、簿記は転職に活かせる穴場スキルとおもっています。

軽快で痛快な語り口で、サクサクと1~2日ぐらいで読めますので、オススメです。

誰も教えてくれなかった金持ちになるための濃ゆい理論

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