会社員だけでなく、将来のために副業をしている、または、スタートしたいと思ってる人は多いです。
私もその一人で、現在、会社員をしながら2つの副業をしています。
そんななか、
- そろそろ法人設立しようかな?
- 合同会社って最近聞くけど、何がどういいんだろう?
- 設立費用がどのくらいかかるのかよくわからない
なんて思ってませんか?
この記事では、私が合同会社を作って、経営している中で感じてるメリット、安く作るためのポイントを紹介します。
副業用に自分だけの合同会社を持っています
現在、私は、
- IT企業で会社員
- 自分だけの会社の代表
- 飲食店の共同経営者
という、3つのワラジをはいています。
この2つ目の「自分だけの会社」として、合同会社を20年2月に設立しました。
株主は私だけ、社員も私だけの会社です。
どんな事業をやっているか
簡単に紹介すると、
- データ分析・マーケティングのコンサルティング支援
- 営業パーソン育成・営業チームビルディング支援
- noteでのデータ分析用のコンテンツ提供
- このブログも事業の一つ
こんな事業をしています。
主に、これまでの営業・営業企画・事業企画・データ分析業務・マネジメントの経験を活かして、お仕事をしています。(この記事は宣伝ではないので、会社名はふせます)
自分だけの合同会社を持つメリット
そんな、私が感じている自分だけの合同会社を持つメリットを紹介します。
売上・利益はまだ大したことないので、いわゆる税制メリットとか融資の受けやすさなどは、正直今のところ感じていないのが現状です。
その分、この記事を読んでる方が、身近に感じてもらえるようなメリットを2つ紹介します。
すぐにだれでも社長になれる(錯覚資産をGet)
突然ですが、みなさん、社長になりたくないですか?w
え、なりたいって?
それ、自分の会社を作っちゃえば、すぐ(2週間ぐらい)にかないますw
あなたが今、働いている会社の社長や、ソフトバンクの孫さんやユニクロの柳生さんのような稀代の経営者の方々と役割上は対等なあの「社長」です!
とまぁ、半分冗談ですが、半分は真実です。
自分だけの合同会社を作れば、その日からはあなたは社長と堂々といえます。
他人からみて、あなたは一つの会社の代表なわけです。
※合同会社だと、正しい肩書きは「代表社員」と言いますが、一般的な「社長」です
実際に、私が体感した「社長」であるメリットは、
- 初対面の方から信頼されやすい(気がする)
- 合コンでモテる
- 起業家のコミュニティに入れて、面白い人と出会える
- 彼女の親から信頼される
- 前職の同僚からすごい人って思われる
- FacebookやInstagramののプロフィールがばえる
- 同窓会でチヤホヤされる
- 経営者の方と親しくなりやすい etc.
どうですか?w
「お、いいね!」と思うものもあれば「なんや、そんなものかい」と思うものもあるでしょう。
いわゆる「錯覚資産」というものです。
参考:人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
合同会社を持つと、何をするにせよ「自分で会社を設立して、社長として事業をしている」ということになるので、まわりから見て「なんだかすごい人」という錯覚資産をGetできます。
この錯覚資産を活かすもころすも自分次第ですが、持ってるにこしたこと無いです。
一つ私のエピソードを紹介します。
半分冗談で書いた「同窓会でチヤホヤされる」ですが、あながちバカにはできません。
私は、同窓会で社長であることを話すと、そこから同級生からコンサルティングのご発注をいただきました。
履歴書に穴を空けないですむ(再就職に有利)
会社員+副業をしていて、
- かせげてきたので、一度会社員をやめて副業にコミットしたい
- 働くのにちょっとつかれたから、数ヶ月ゆっくり骨休めしたい
- 一旦、会社員をやめて、短期留学とかワーホリとか行きたい
もしくは、
- 親の介護でまとまった時間が必要で、今の会社を辞めないといけない
- ブラック企業ですぐ転職したいけど、転職活動の時間が確保できない
なんて思っているが、
- 履歴書に空白の期間を作りたくない
- 空白期間があったら、万が一、再就職の時に厳しくなりそうでイヤだ
って人は多いはずです。
もちろん、しっかり実績がある人であれば再就職は十分に可能かと思います。
ですが、不安が大きいときは、自分の会社を設立して「社長」になっておけば解決です。
そのまま履歴書に書けるので、空白の期間にはなりません。
むしろ「自分で一度チャレンジした、たくましい人」という(ここでも錯覚資産の)評価を得られて、高評価になって転職・再就職がしやすくなります。
そのほかにも、副業用に自分だけの法人を作ってみて感じているメリットはまだまだあります。
株式会社より合同会社の方が安い
ちなみに、紹介したようなメリットは、株式会社でも合同会社でもどちらでも一緒です。
ですが、設立にかかる費用はこんなに違います。
- 合同会社だと、約7万円
- 株式会社だと、約20万円
なので、合同会社の方が圧倒的にオススメです。
合同会社を安く作るためのポイント
それでは、ここから合同会社をなるべく安く設立するためのポイントを紹介します。
大事なポイントは、
- 専門家にたのまずとも、自分で全部やりきれると理解すること
- 法人設立に必須なモノの費用を徹底的に安くおさえること
です。
作り方の流れ・手順は、すでにいろんなわかりやすい記事があるので参考記事を下記します。
下記では、設立のための準備の中で、なるべく安く作るためのポイントを紹介します。
自分だけで全部やりきれます
まず、合同会社の設立は、自分一人で十分できます。
司法書士とか、税理士さんにいきなり頼まないでいいです。
もちろん、すでに事業で利益が出ていて、忙しいのであれば、手数料を払って専門家に依頼すれば良いです。
ただ、まだたいした利益が出ていないのであれば、手数料払うのはもったいないです。
私は、下記で紹介する無料ツールを使って資料を作ることで、簡単に設立までできました。
無料の書類作成ツールを使いたおそう
合同会社の設立の大きな流れは、
法人設立に必要な書類の作成 ⇨ 法務局や税務署に届け出る ⇨ 法人口座を作る(任意)
となります。
はじめの「法人設立に必要な書類の作成」をする必要があるのですが、ありがたいことに、下記の無料ツールがあれば簡単です。
サービス名 | URL | 運営会社 |
---|---|---|
freee会社設立 ※無料 | https://www.freee.co.jp/launch/flow-llc/ | freee株式会社 |
マネーフォワード クラウド会社設立 ※無料 | https://biz.moneyforward.com/establish/ | 株式会社マネーフォワード |
ステップにそって入力していけば、簡単に必要書類ができます。
これを高い手数料払って専門家に依頼するのはとてももったいないです。
印鑑 ⇨ 最安値でOK
合同会社を作るときには、法人用の印鑑が必要です。
とはいえ、バカ高いのを買う必要はなし。最安値でよいです。
私は、楽天市場で「法人印鑑」と検索→「価格の安い順」で出てきたコチラで購入しました。
専用ケースもいりません。
電子決済や電子契約書がメインのいま、法人印鑑を使う機会はほぼありません。
ムダな出費をしないようにしましょう。
オフィス ⇨ 実家 or 持ち家から考える
法人設立には、登記する場所(所在地)を届け出る必要があります。
とはいえ、わざわざ高いオフィスを借りるなんてもったいなさすぎます。
まずは、無料で登記できるところがないか考えましょう。
いちばんのおすすめは「実家」です。
登記する場所として使えないか、親御さんに連絡しましょう。
もし、すでに「持ち家」を持ってる人は、もちろんその持ち家で登記しましょう。
これらが選べない人は、最寄りの最安値のバーチャルオフィスを借りましょう。
参考:会社設立の登記書類は郵送で送ることができる?郵送時の注意事項まとめ
私は、故郷の実家を所在地として登記しています。
実家で登記して、書類とかどうしてるの?
法人を設立すると、書類がちょくちょく届きます。
届いた書類は、実家の母親に写真をとってもらって、定期的にLINEで送ってもらってます。
そして、
- 写真で必要書類を確認
- いらない書類はその場で捨ててもらう
- 原本が必要な書類(ほとんどない)は郵送してもらう
というような運用をしています。
電子公告 ⇨ 無料のHP作成ツールを使おう
法人設立をする際に定款という書類を作成しますが、その中で、公告方法を決める必要があります。
結論、電子公告にしましょう。
電子公告にするには、自社のホームページを作成する必要があります。
ですが、これもわざわざお金をかける必要はありません。
無料のホームページ作成ツールを使いましょう。
私が使ったのはwixです。
無料でテンプレートの中から、ポチポチするだけで高いレベルのホームページができあがります。
オリジナルドメインもいりません。
名刺 ⇨ いらない(必要なら片面モノクロで)
特にいりません。
いるとしても、こだわったデザインとかはいりません。
もし必要な方は、ラクスルの名刺印刷・名刺作成のデザインテンプレートでサクッと作ればOKです。
法人クレカ ⇨ いらない
こちらも、法人設立時は、特に入りません。
法人口座 ⇨ ネット銀行が最適
こちらも設立時にすぐには不要です。
法人設立の届出後、余裕ある時にでも開設しておくと良いです。
おすすめは、ネット銀行です。
これらの銀行がおすすめで、とりあえず一つの口座があれば十分です。
私の場合は、このような感じでした。
- 住信SBI銀行 ⇨ 開設できた
- 楽天銀行 ⇨ お断り
- GMOあおぞらネット銀行 ⇨ 申請していたがSBIで開設できたのでキャンセル
法人口座開設の審査は、各行で開示されていないので申請するしかないです。
いくつかの記事では「資本金が低いと通りづらい」という説がありますが、ちなみに、私の会社は資本金は30万でした。
(まとめ)設立にかかったトータル費用
私の合同会社の設立までにかかった費用は下記の通りです。
項目 | 費用 | メモ |
---|---|---|
登録免許税 | 60,000円 | これは必ず必要 |
名刺 | 約1,500円 | ラクスルのテンプレを使う |
オフィス開設 | 0円 | 実家で登記 |
ホームページ | 0円 | wixがおすすめ |
会社用の印鑑 | 約1,900円 | 最安値でOK |
登記簿謄本と印鑑証明の印紙代 | 約3,000円 | 税務署への届出や、法人口座の申請時に必要 |
法人口座 | 0円 | 開設費用はかかりません |
郵便代などの細かい費用は省略するとして、合計の費用は「約66,400円」でした。
一応、資本金まで入れると「約366,400円」となりますが、費用ではないので参考までに。
いかがでしたでしょうか。
副業をスタートした人、スタートしようと考えてる人の参考になれば幸いです。